
今回は珍名山

熊野古道(伊勢路)八鬼山越えに行って来ました

(写真は、名柄町から見る八鬼山)
一昨年は熊野古道(伊勢路)馬越峠から天狗倉山へ登りましたが、
(写真は、熊野古道センターから見る馬越峠・天狗倉山)
今回は、尾鷲湾を挟んで南にある八鬼山越えに行って来ました。
八鬼山、海岸沿いには九鬼と云う集落も有り、
珍名山に登録しても可笑しくないでしょう

今回は熊野古道センターからスタートし、
八鬼山越えで名柄へ下り、JR三木里駅から戻るつもりが・・・
電車に乗り遅れて、親切な方に尾鷲市内まで送って頂きました。
今回の軌跡


熊野古道センター

車道をテクテクと歩きこの看板から入って行く 07:40
10分も歩けば八鬼山越えの登山口で、
全コースの案内図が建っている。
いかにも古道らしい長閑な道を歩いて行く

道端には色んな木の実が生っている。
イズセンリョウは至る所に見られる。
センリョウ!
実がワンサカ付いたマンリョウ!
熟したフユイチゴ

巡礼供養碑を過ぎ、ゴットン石で石の音を聴くと

石畳の本格的な登りになり、八鬼山町石が目に付く 08:25
やがて、最大の難所と云われる七曲りを登り始め

桜茶屋一里塚跡を過ぎ、蓮華石、烏帽子石が現れると、
ひと登りで、九木峠へやって来る 09:20
左に九鬼への道を分けて、右の山肌を登ると、
荒神堂と万宝院の墓があり、簡易のトイレも設置されている。
突き当たりの斜面を登り切ると、八鬼山峠へやって来る 09:40
直進の明治道を分けて、左の江戸道へ入ると八鬼山山頂への表示、
2~3mも登れば、大岩のある台地の八鬼山山頂

山頂は植林帯に囲まれて展望は全くない。
江戸道へ戻り、緩やかに下って行くと案内板があり、
左へ少し入ると、さくらの森広場へ飛び出す 09:55
絶景の展望が広がり、眼下に九鬼湾と熊野灘が見えている

東屋から南伊勢、志摩半島が見渡せる

南には木々の間から昨日登った亥谷山も顔を見せている。
陽だまりのベンチで大休止



休憩後は分岐へ戻り、江戸道を下って行く 10:40
かなり急な石ゴツの道をロープを頼りに下って行く


やがて、自然林から植林帯へ入り十五郎茶屋跡へ 11:10
この先も急坂の歩き難い道が続き、明治道に合流し 11:25
敷き詰められた石畳の道を下って行く

やがて、植林帯を抜けると八鬼山越えの終了で 11:30
63番目の杭と案内板が建っている。
山道を暫く下り、振り返ると越えて来た八鬼山が見えており、
町石・名柄一里塚へ下りて来る 11:35
さ~て、JR三木里駅を12:04発まで30分しかないが・・・
地元の方に伺うと楽々で着けますよとの返事!
でも、小走りで急ぎ三木里海水浴場前を20分前に通過し、
橋の手前で三木峠道の道標につられるように直進し橋を渡る。
本当は、この道標の直角に三木里駅も付いていたが見落とし、
10分ほど三木峠方向へ国道を歩いてから気が付いた

即、走って引き返すも、間違った橋の所まで戻って来ると、
高台の三木里駅に電車が到着しているのが見える

そんな折り、1台の車が怪訝そうな顔をして通過して行った。
ま~あっ、乗り遅れた事だし、次の電車の時間でも確認しようと、
ふてくされて歩いていると・・・先ほどの車が戻って来られ、
ひょっとしたら「電車に乗り遅れたんですか」と声をかけて下さった。
捨てる神あれば拾う神ありで、遠慮なく乗せて頂き、
尾鷲市内まで送って頂くとは、見知らぬ地での有難味を実感する。
後は、車道歩きで熊野古道センターへ歩き始めると、
海岸沿いを乗り遅れた電車が通過して行くのが見える

結果オーライで、ほぼ電車と同じ時刻に戻って来られた 12:40
終わり良ければ総て良しで、
古人の気分を味わいながら八鬼山越えを楽しんで

珍名山に登録する事が出来た

総距離:13.4km
22,295歩の ちょこっと山歩き

人気ブログランキング
この記事へのコメント
小天狗
この場所にこのような仕掛けをされた方に拍手。
一度体験してみたいが遠いな。
おぎひま
ワタクシもアチコチで助けられました。
その分、ヒトサマにお返ししなきゃですが。。。
山ちゃん
いつもいつも、コメント&気持玉を有難うございます
いや~あっ、「ゴットン石」平な石に少し隙間があって小さな音がするんですよ
誰かが造ったのじゃなくて偶然じゃないでしょうか?この付近が石畳の道幅約1.8m(六尺・一間)がよく判る所でした。
山ちゃん
いつもいつも、コメント&気持玉を有難うございます
ハ~イッ、次の電車まで2時間半ありましたから、地獄で仏に逢った気分でした
おぎひまさん達は全国を走っておられたのですから、旅先でのアクシデントも多かったでしょうし、身に沁みておられるでしょうね。
「お返し」をしなくてはいけない事は、山ちゃんも痛感しています
山ちゃん
いつも気持玉を有難うございます
熊野古道・八鬼山越え、伊勢から熊野まで歩くには、一昨年歩いた馬越峠を越えてから再び八鬼山を越えるとなると、相当の難所だったと想像出来ます。おまけに、昔は狼や山賊もいたでしょうからそんな古人を偲びながら歩くのも楽しいものです
次回は何処を歩こうかな
山ちゃん
MORINOBUNAさん、今晩は
いつも気持玉を有難うございます
八鬼山越え、熊野古道(伊勢路)で難所の一つと云われた峠越えに行って来ました。今では何ら問題なく歩けますが、伊勢から熊野までの長~い道のりでは八鬼山越えが難所であったのが判る気がしました。でも、簡単に越える事が出来ましたが、最後に大失敗をしてしまい、地元の方に助けて頂きました
かっちゃん
八鬼山行かれたのですか!
私も行ったことありますよ。懐かしいなぁ。
https://nano87-batake.at.webry.info/201212/article_1.html
私も旅先で助けられたことありますよ。
ありがたいですね。
世の中捨てたもんじゃないですね。
どこかで誰かにお返ししなくてはと思っています。
山ちゃん
いつもいつも、コメント&気持玉を有難うございます
ハ~イッ、珍名山に登録すべく歩いて来ました。
”かっちゃん”さんも歩かれましたか!
かなり登り応えのある峠越えでしたね
下山後の大失敗を助けて頂いて嬉しかったです
仰るように恩返しをしなくてはいけませんね。
miyo
熊野古道らしい八鬼山で興味そそられますね!
江戸道、明治道、ルートも古道らしい道標。
行く先に助け有りで、山ちゃんやはり山の神付いてますね~
山ちゃん
いつもいつも、コメント&気持玉を有難うございます
ハ~イッ、熊野古道でも一番の難所と云われる八鬼山越え。今では狼も山賊もいませんが、冬眠をしない熊がその代役をしているようです
難なく越えても、大きな落とし穴に嵌ってしまいました。でも、地獄に仏で嬉しい人に逢えました