
今回は、見頃を向えたキイイトラッキョウを見つけました


(写真は、見頃を向えていたキイイトラッキョウ)
キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韮)
ユリ科 ネギ属
和歌山、三重、岐阜、愛知、山口、熊本の限られた地域に分布し、
絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
先日(15日)思いがけなくキイイトラッキョウに逢えましたが、
近くに寄れず花の様子が見られませんでした

一週間後(22日)に比丘尼の丘でヤマラッキョウが咲き始めでした。
それじゃ、キイイトラッキョウも咲いているだろう

自生地が他県に点在しているので目ぼしい所に狙いを定め

ダメ元で大岩が点在す渓流へやって来ました

晴れが続いたせいか?水量が少なく岩場への移動がスムーズだ。
下流域から左右の岩場をキョロキョロ歩きしていると、
100mほど探しただろうか?岩場の間にピンク色を見っけ

傍に寄ってみると、咲いてる



岩場の窪地に固まって数十株が咲いているではないか




丁度、見頃のようで濃い紅紫の花から雄蕊が飛び出している。

こんな笹の間にも咲いている。

いつものように5円玉で花の大きさを見ておこう


長い糸状の葉っぱが根元から沢山生えています。

岩場の窪みに溜まった水辺にも咲いている。

目が慣れると咲いていそうな所が判る

花付きがいいのが5~6株固まって咲いているようだ。

正ちゃんマークで数えて来たが、もう必要ないほど咲いている


山に咲くヤマラッキョウとはかなり違いがあるように見える。

先日の古座川流域での蕾も開花するとこんなになるんだ

岩場を点々とし、大きく聳える断崖へやって来ると、
岩の凹んだ所に大きな固まりが咲いている


岩の隙間に入り込むようにも咲いている。

渓流沿いの危ない斜面にも群れている。

岩場なので水が溜まる窪地が居心地がいいのかな


更に上流へ移動すると、岩場の隙間にウルトラCで咲いている。

足の踏み場もないほど咲いている所もある




今回のお気に入りはこれかな


まさかの狙い通り、見頃のキイイトラッキョウを見つけた

ちょこっと山歩き


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この記事へのコメント
ぴー
絶滅危惧種にこんなに沢山会えるとは凄い!!
ヤマラッキョウしか知りませんでしたがイトラッキョウというのがあると知りまた勉強になりました。
色が濃く花束の様に咲き可愛いです(=^・^=)
ブログから嬉しそうにされているのが伝わってきます。(=^・^=)
おぎひま
眼力と執念のタマモノでしょうか。
キイイトラッキョウの群落の発見、おめでとうございます。
この勢いで、どんどん繁殖して欲しいですね。
それが簡単では無いからこそ、厳しい環境で生きているのでしょうけれど。。
山ちゃん
いつもいつも、コメント&気持玉を有難うございます
ハ~イッ、絶滅危惧種とは思えないほどの群落に吃驚仰天でした
始めは正ちゃんマークで自生している数をカウントしていましたが、8箇所目で大群落に逢ったのでカウントが必要なくなりました
来年は御地で探すつもりです
山ちゃん
いつもいつも、コメント&気持玉を有難うございます
いや~あっ、まさか本当に自生地が見つかるとは、とんでもハップンでした
ただ、自生している環境が劣悪っぽい岩場ですから、繁殖には限界がありそうです
でも、これで探し出す甲斐がある事が判ってホットしています
山ちゃん
小天狗さん、夢楽さん、詩音連音さん、mikanさん、
一歩さん、”PeRo”さん、poniesさん、今晩は
いつも気持玉を有難うございます
今回は、もう諦めていたキイイトラッキョウを見つける事が出来ました
それも、まさかの群落で見頃の花に逢えました。
miyo
山ちゃん凄い!お見事です~
キイトラッキョウいい見頃で出会えました~!
場所探し当てて山ちゃんの執念です!
色が濃くて鮮やかですね!
平戸のイトラッキョに似てますが、少し特徴が違いますね!でも親戚に逢った気分です~
今年最後の花はこれかしら~?まだ有りますか?
山ちゃん
いつもいつも、コメント&気持玉を有難うございます
ハ~イッ、まさかの大ヒットで見頃の群落を見つけました
分布域が分散されていますから、生育環境さえ同じであれば各地に自生しているようですね。
平戸のイトラッキョウも一度は見てみたいものです
これが最後かと思いきや、まだ他にあるんですよ
山ちゃん
いつも気持玉を有難うございます
山ちゃん
いつも気持玉を有難うございます
山ちゃん
いつも気持玉を有難うございます
yamaさん
最近になってキイイトラッキョウの風情が分かるようになりました(笑)
今まではずっとイトラッキョウを栽培しててキイイトラッキョウに無関心でしたが、最近、道の駅で濃赤紫色の草丈が低いキイイトラッキョウを見かけて心を奪われました。もちろん即買いしました。1ポット500円とリーズナブルだったから。自分は西日本の広島住みなのでキイイトラッキョウの自生地観察は夢のまた夢ですが。良いですね〜、画像からキイイトラッキョウの野趣然とした姿が伝わって来ます。楚々とイトラッキョウとは違った趣きがありますね〜
山ちゃん
始めまして、拙いブログにコメントを有難うございます。
へ~えっ、イトラッキョウを栽培されておられるのですか。キイイトラッキョウも販売されているとは知りませんでした。お住まいの所によって育つかどうか?でも、元気に育ってくれるといいですね。
自然界に咲く花は、毎年見頃の花に逢えるか不確定なところに魅力を感じています。まだまだ見た事のない花が沢山ありますから、無駄足を覚悟で探し廻ります。
yamaさん
山ちゃんは中部地方に住んでますか?
こちらは中国地方の広島なので珍しい野草はそう多くはありません。山が低いし、人工林が多いのでね。
ただ近くに道の駅などで珍しい野草が売られているので、ちょこちょこと手を出しては大事に育ててます。
イトラッキョウに関しては放任栽培ですが、良く増え開花もしますね。土を盛り上げて単独植えにすると調子が良いみたい。
山口県にもキイイトラッキョウが自生するみたいなんですが、誰も関心ないのでアップ画像はないですね(笑)山ちゃんの行動力なら山口県に在住でしたら恐らく超人的な嗅覚で自生地を探し当てることでしょう!
山ちゃん
またまたコメントを有難うございます。
いや~あっ、山ちゃんの住まいは京都です。千mを超える山はありませんから、珍しい花を求めて神出鬼没に他県に顔を出しています。広島であれば県北に珍しい花がある筈ですよ。石灰岩地や渓谷などを好む花には希少な花が多いですから、お出掛けになられては如何でしょうか。
yama
へぇ〜山ちゃんは京都在住でしたか。
それなら東西南北どこへも行きやすい?
キイイトラッキョウの件で報告があります。
山口県に自生するとか言うキイイトラッキョウは遺伝子解析?の結果ヤマラッキョウと判明したそうです。
野草に詳しい山口県在住の人がそう教えてくれました。その自生地が河川沿いの岩場だったのでキイイトラッキョウと勘違いされて来たのかも知れませんね〜
ヤマラッキョウの矮性種だとそう見えるかも知れません。
僕が産直市で購入したキイイトラッキョウは明らかにヤマラッキョウとは風情が異なるからね。
広島県北部の帝釈峡などには確かに珍しい野草があるけど、キイイトラッキョウほどの珍しさはないかな。
広島県のヤチシャジンなら対抗出来るかも(笑)確かヤチシャジンは広島県他は岐阜県に自生が確認されてるだけ?岡山県とか愛知県は絶滅したとかしないとか。未確認状態らしくてね。
京都には昔アツモリソウが自生したとか?
古い文献にそんな記述があったような。標高700m台の山に。昔ってもいつだろうか、明治とか大正?江戸時代以前かな(笑)誰かが人為的に育ててたかも?
流石に京都にアツモリソウは過去にもないだろうと思うけどね(笑)
山ちゃん
再度のコメントを有難うございます。
いや~あっ、詳しくはありませんが、京都より植生が豊富な所が多いように思います。狭い京都北山でもまだ見ぬ花があるようですから、他県まで遠征する必要なないのですが、どうしても名前の知れた花を見たくなってしまいます。
山口に自生するキイイトラッキョウは間違いでしたか。和歌山に咲くのが本物かも知れませんが、自生地が広く花数が少ないので、岐阜県の群生地へ見に行きますが、別の種と考える意見があるようです。愛知県にも咲く筈ですがまで未確認です。
ヤチシャジンはお目にかかった事はありませんが、是非、一度は見てみたいものです。
昔は、どこででもアツモリソウやクマガイソウを見られたと伺いますが、今では自生のホテイアツモリが咲く所は一ヶ所しか知りません。